地主さんの承諾・交渉

地主の承諾の流れ

現在利用している借地があり、その借地の権利を誰かに譲渡したいと考える場合には、必ず地主の承諾を取ることが必要となります。もし借地権譲渡承諾を取らずに勝手に譲渡を行った場合、それを理由として借地契約を打ち切られる可能性があります。特別な事情がなければ契約を打ち切られることがない借地権契約において、数少ない特別な事情の1つとなるわけです。では、借地権譲渡承諾を得るためには、どのような流れが必要となるでしょうか。最初に、譲渡の可能性が発生した段階において、地主に打診をしておくことが重要です。いきなり譲ることになりました、と事後承諾のように交渉を行うのはよくありません。

基本的に地主と借地人の関係は、信頼関係をベースにして成り立っています。そのため、信頼を裏切るようなことをすると、その後さまざまな面において借りている側が不利になります。そのため、新しい借地人がどのような人なのか、ということを直接地主に紹介し、信頼できる人物であることを示すことが重要になります。地主としてはその後も同じように借地が利用してもらえるのであれば、それ自体はデメリットがあることではありません。手順を踏むことが重要になります。

また、借地権譲渡承諾の交渉を行う際には、一定の承諾料を支払うことも視野に入れておきましょう。承諾料は借地権付建物の売買代金の一割程度が相場です。あまりにも高い要求をされた場合、地主の承諾に代わる裁判の利用も検討しましょう。